スマート『フォーフォー』の発表(6日)は、新型メルセデスベンツ『SLK』と同時に行なわれた。
その一方のSLKは3.5リットルと5.5リットルの大排気量にもかかわらず「平成17年度排出ガス基準50%低減レベル(★★★低排出ガス車)」の認定を取得する。しかしフォーフォーは認定なし。リアに“三つ星ステッカー”を貼られることもない。
通常ならばコンパクトクラスで低排出ガスの認定を受けるべきと考えるが、なぜフォーフォーは認定を受けていないのだろうか。車両説明員によれば、日本導入がAT車であることも認定を受けていない要因のひとつだとしている。
世界全体でみれば、フォーフォーは圧倒的にMT車が多く、燃費の点でも改善が進んでいる。仮に日本にMT車を導入すれば低排出ガス車の認定を受けていた可能性もあるという。ただし、今後はAT車でも低排出ガス車の認定を受けるべく改善を進めていくとしている。
国産車では常識となった低排出ガス車の三つ星や四つ星のステッカー。輸入車でもやっと認定車が出現しており、スマートのようなコンパクトクラスでも税制面での優遇を受ける日も近そうだ。