スマート『フォーフォー』(6日発表)は、三菱自動車の『コルト』と共同開発とされているが、どこまでが共通で、どこまでが別なのだろうか。車両説明員によれば、コルトとの共通点はプラットフォームが主で、細かな部品などの共有化が行なわれているという。
ただし、部品の共用などは欧州で作られるコルトとの関係であって、日本のコルトとは違うと強調する。少々わかりにくい説明だが、コルトは欧州仕様と日本仕様は外観をはじめ細かな点で異なっており、フォーフォーはどちらかというと欧州仕様に近いというのだ。
しかし、共同開発によって一部に共通点があるものの、クルマの仕上がりは「全くの別物」(車両説明員)。
独自のトリディオンセーフティセルをはじめ、メルセデスベンツの技術を加えた上で、このクラスでESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)を装備するなどメルセデスベンツの安全基準に達したものになっているという。
決してコルトにスマートのスタイリングをかぶせただけのものではないということだ。