23日、ダイハツから発表された新型軽自動車の『ムーヴラテ』の目標販売台数は月販5000台と発表された。車名からも分かるようにベースはもちろんダイハツの『ムーヴ』だ。
同じ販売店で、同じボディタイプの軽自動車をラインナップすることで、ユーザーの奪い合いは防ぐことができるのだろうか。
ムーヴラテの商品企画を担当した谷本敦彦氏に話を聞いてみた。「確かに同じ販売店でムーヴラテとムーヴを売ることで、ムーヴの販売台数が多少は落ちる可能性はありますが、それはムーヴラテの販売台数の4割程度だと見込んでいます」
「つまり残りの6割は、今まで他の軽自動車を検討しているユーザーに、ムーヴラテを訴求できると考えています。個人的にはホンダの『ライフ』や、スズキの『ラパン』を検討されるような方に、ムーヴラテを見ていただけたら、きっと気に入ってもらえると思います」とコメント。
5000台の販売目標のうち、2000台はムーヴや『ミラ』といったダイハツ車を購入検討しているユーザーから引き込み、残りの3000台は他社の購入検討者を奪うという計画のようだ。
3000台をコンスタントに上乗せするために、派生車種をラインナップするほど軽自動車のシェア争いは激化しているのだ。