日本GMは、今秋導入予定のオペルの1.8リットルクラスの新型車に新開発のシャシーシステムを採用すると発表した。
この新型シャシーシステムは、同クラスの乗用車としては世界初導入となる。すでにオペル『ベクトラ』に導入しているインタラクティブ・ドライブ・システムに、走行中の車両の挙動を継続的に最適制御するCDC機構を新たに追加した。
具体的には、通常走行時のオーバーステアリング、アンダーステアリングを前後車輪のうち、最大3輪で制御する。
滑りやすい路面でアンダーステアが発生した場合、エンジン出力を抑えるとともに前輪をブレーキングすることで、アンダーステアを抑制する。
急制動時の負荷増大に伴ってブレーキサーボのアシスト量を増加するほか、後輪ブレーキをより正確に制御するなど、7つの機能を持つ。