今回、開発した路側設備と車載器は、ETCに使われているASK変調(1024kbps)にくわえ、QPSK変調(4096kbps)の通信モジュールを採用した。つまり、4Mbpsの高速大容量通信が可能なのだ。
標準化もにらみ、ARIB(電波産業会)のDSRC通信規格に適合するほか、まだ業界で合意が得られていないものの、基本アプリケーション規格に準拠させた。
また、IP(インターネットプロトコル)にも対応しており、PC通信やIP電話のモデムとしても機能する。車載器の筐体は93mm×28mm×136mmの大きさ。スピーカーを内蔵し、通信で得た情報を音声で流す。
将来はカーナビに画像や動画を出力する方向になるという。