大胆なウェッジシェイプを見せるエクステリアとは異なり、左右へ水平に広がるインパネが印象的なホンダ『エディックス』(7日発表)。これはワイド感を表現したものだという。
「リビングで、3人がそれぞれ椅子に座って映画などを観ているイメージです」とインテリアについて説明するのは、インテリアデザインを担当したデザインBスタジオの石橋丈弘研究員。ソファーに3人が座るのではなく、3人が思い思いの場所に椅子を持っていって座るというイメージなのだとか。
インテリア全体では、「リッチでボリュームのある豊かな感じ」を表現しながらワイドで開放的な空間を目指したという。
ダッシュボードは平面で見て中央を頂点(手前=後方に出ている)に、左右へ緩やかな弧を描いてワイド感を演出している。三角窓のところでインパネと室内側面を分断したことで、「開放感を損なわずにボリューム感が出せた」と石橋研究員は説明する。「ドライバーだけでなく、乗員全体で一体感を感じるデザインです」と石橋研究員。