ホンダ『エディックス』(7日発表)のエクステリアのハイライトは、やはり鋭いウェッジシェイプだろう。ウェッジシェイプはクルマをスポーティに見せるための常套手段だが、エディックスではさらに大きい意味を持っている。
3人掛けのレイアウトを採用して通常よりも左右席が室内左右端に寄ったことで、ピラーをあまり内側に傾けることができなかった。ほとんど垂直に近いピラー角度で通常のウィンドウグラフィックスにすると、車外斜めから見れば結局「箱型」に見えてしまう。
そこで「ベルトラインを極端なウェッジにして、ラインを極太のDピラーへグルリと繋げることで勢いを表現した」と、エクステリアデザインを担当した本田技術研究所・和光研究所デザインAスタジオの阿部貴彦さんは語る。