『クラウンマジェスタ』と「クラウンアスリート」や「クラウンロイヤル」のプラットフォームは同一。5日発表発売のマジェスタにあまり目新しいものは感じられないが、クルマのサイズ以外の違いは何があるのだろうか。
開発を担当した常務役員エグゼクティブチーフエンジニアの加藤光久氏によれば、若返りを狙っていたクラウンとは若干異なり、マジェスタのターゲットは価格帯からいっても経済的に余裕がある50−60代となるという。
そういった年齢層に向けて、内外装のデザインを高級化してある。外装では押し出し感を強めたというフロントグリル、プロジェクターヘッドランプによる強い“眼差し”で車格を表現した。さらに、前後バンパーへのメッキモール装着で高級感を演出した。
内装では本木目を多用したものとなっており、カーオーディオ中央の木材には象嵌細工(ぞうがんかこう)によって「MAJESTA」の文字が埋め込まれた。この木目パネルはヤマハが製造を担当、高級楽器向けの木材加工技術が活かされている。
メカニズム面では横滑り防止装置のVDIM、V8エンジン、エアサスペンションの装備が主な違いとなっている。