【インプレ'04】両角岳彦 ボルボ『S40/V50』 ボルボのポリシーが感じられるクルマになった

試乗記 国産車
【インプレ'04】両角岳彦 ボルボ『S40/V50』 ボルボのポリシーが感じられるクルマになった
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三菱の骨格から脱し、フォード、マツダとの共同開発。とくに車体設計はボルボがリーダーシップを取ったことで、ようやく「小さめボルボ」と呼べるクルマができた。

幅のゆとりがあるので、前席の空間印象に狭さはない。後席はさすがにひざ前空間がぎりぎりだが。

T-5の走りのまとめは巧くない。これはボルボのスポーティ仕様の常。足が突っ張り、でも舵は弾性感強く、ターボエンジンの反応も含めて強引な運転になりがち。

2.4iになると、舵の感触のつながりはいい、足も適度に動いて、ボルボらしいおおらかさが出てくる。ATはアイシンAW製でルーズな日本流。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

両角岳彦| 自動車評論家
1951年長野県松本市生まれ。モノごころついた時からクルマが好き。大学・大学院と自動車工学を修め、自動車専門誌を経て独立。現在は徳大寺自動車文化研究所・主任研究員としてディーゼル排気浄化システムの開発に注力中。

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