富士重工業の竹中恭二社長は14日、東京で行った決算発表会見の席上、中期経営計画に対応した国内市場向けの商品展開を明らかにした。2005年初めに軽自動車、06年に小型車の新モデルを投入する。
このうち軽自動車はクーペタイプで、昨年の東京モーターショーに出品したコンセプトモデル『R1e』をベースに開発している。『R2』の派生車種としている。
一方、小型車は『レガシィ』など既存の3モデルに次ぐ柱とする計画。竹中社長は「卓越した走りのマルチ・パセンジャカーで、3列シート」と説明した。
富士重工は昨年度27万台規模の国内販売を06年度までの中期計画で32万台に拡大させる計画を打ち出している。