【新聞ウォッチ】三菱ふそう宇佐美前会長聴取…再建「白紙」・容疑「灰色」

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年4月26日付

●三菱ふそう、前会長聴取、「ハブ強度不足」社内報告で把握(読売・1面)

●ダイムラー社長の進退議論へ(読売・9面)

●ホンダ2位、復帰後最高、F1サンマリノGP(朝日・17面)

●サンダーバード実写映画で8月公開、登場の車「ペネロープ」お披露目(毎日・15面)

●三菱自動車のハブ欠陥、会社ぐるみで立件へ(東京・1面)

●99年脱輪原因で「二重報告」国には「整備不良」バス会社に「不明」(東京・23面)

●グループ外支援要請も、三菱自動車再建で4社チーム(日経・1面)

●最大販売網、若者に照準、トヨタ新ネッツ店1日発足、車種絞り込みイメージ刷新狙う(日経・9面)

●暗転三菱自動車、再建支える3社、思惑ずれ(日経・9面)

●日本板硝子社長に藤本常務が昇格(日経・9面)

ひとくちコメント

先週末に飛び込んできたダイムラーの三菱自動車支援打ち切りは衝撃的だったが、各紙は再び「トラック車輪脱落事故」関連の報道に奔走している。朝日は24、25の両日、2日連続で朝刊1面トップ。24日が「三菱自動車元幹部ら立件へ」、翌25日が「三菱ふそう、前会長聴取、証拠隠滅容疑も浮上」と報じた。

北朝鮮では死者100人を超える爆発事故が起きたが、それらは準トップ扱い。さすがにきょうの各紙は衆院3補選で自民が全勝した選挙結果を1面トップで報じているが、読売、東京、日経などは、選挙報道よりも派手な扱いで「前会長聴取」の後追いと「三菱ハブ欠陥」の追及関連の記事を1面と社会面で掲載している。

関係者の話では「虚偽を指示したのはダイムラー側」という噂も流れており、GWが目前に控えても、全容が解明されるまで三菱問題を担当する記者は“休暇返上”は覚悟しなければならないだろう。

《福田俊之》

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