気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年4月13日付
●三菱自動車支援7000億円規模に、ダイムラーの子会社化へ(読売・2面)
●日本経団連副会長人事、東電に異例の配慮、原発再開機待ち、1カ月遅れ、人材供給力など期待(読売・10面)
●ダイムラー会長の側近、三菱自動車の社外取締役に(朝日・11面)
●免許失効後、10年運転、容疑者逮捕「忙しくて更新忘れた」(朝日・31面)
●三菱側、和解申し入れ、タイヤ脱落訴訟、リコール後に方針転換(毎日・1面)
●三菱自動車、イラクでの販売開始を見合わせ(毎日・8面)
●三菱自動車再建、増資費1200億円引き受け。グループ各社方針固める(産経・7面)
●動き出したITS社会:(3)ビジネスチャンス、駐車場・公共施設にも拡大へ(産経・9面)
●ビジネスマンのブランド評価、トヨタ、ソニー抜き首位(日経・15面)
●日産自動車、中国合弁を連結に、今期から営業益200億円上乗せ(日経・17面)
ひとくちコメント
日経BPの関連会社がビジネスマンを対象にブランド評価を行った結果、これまでダントツの強さを誇ってきたソニーを抜いて、前回3位のトヨタ自動車がトップに躍り出たという。きょうの日経が取り上げている。
調査は企業名500ブランドを対象に、あらかじめ示したブランドイメージに関するキーワードがあてはまるかどうかを1万6000人以上に答えてもらい、それをベースにブランド力を指数化して順位付けしたという。
トップに立ったトヨタは全面改良した『プリウス』などの商品特性などが評価されたという。もっとも、この調査を実施したのは昨年11月のこと。世間を騒がせた、整備士試験漏えい事件が発覚していないことも高評価されたものと見受けられる。
このほか自動車関連では、前回2位のホンダが3位。日産自動車が前回の4位から9位にランクを落とした。ゴーンマジックは薄れつつあるようだ。