キャデラックはニューヨークオートショー(ニューヨークモーターショー、一般公開:9−18日)でラグジュアリー・パフォーマンス・セダンの『STS』を発表した。
やはり“キャデラックの走り”をアピールした『SRX』で威力を発揮した”マグネティック・ライド・コントロール”は、STSではオプション設定。スマートキーやリモートスターター、レーダーセンサーによる「アダプティブ・クルーズ・コントロール」など、最新鋭技術も満載された。
なかでもクルーズコントロールは、車間が詰まると、スロットルとブレーキング、さらにシフトダウンで減速、ヘッドアップディスプレイでドライバーに警告を促す優れ物だ。
ニューテクノロジーを強調したSTSは、かつてのオーソドックスなセダン専門のイメージから一転、『CTS-V』、SRXなどの意欲的な新車を続々発表するだけでなく、ルマン参戦などを含め、スポーティで走りにこだわっつたブランド戦略を展開する新生キャデラックらしさが色濃く打ち出された一台ともいえる。
北米での販売開始は今年の第4四半期、日本とヨーロッパへは順次導入が予定されている。