キャデラックがニューヨークオートショー(ニューヨークモーターショー、一般公開:9−18日)に持ち込んだ『STS』は、GM「シグマ」アーキテクチャー(プラットフォーム)のFRレイアウトをベースにしている。全長4986mm、全幅1844mmで、「シグマ」ファミリーの中では最大級。
キャデラックといえば、“アート&サイエンス”を謳い文句にルックス、そして磨かれた走行性能で旧来のブランドイメージを打破した先行車『CTS』があるが、STSのデザインは、エッジの効いたCTSよりもやや落ち着いた流麗なフォルムにまとめられている。
STSのエンジンは255馬力の3.6リットルV6と、320馬力の「ノーススター」4.6リットルV8の2本立て、フロントに搭載して後輪を駆動する。トランスミッションは5速ATが基本だが、V8モデルではAWDを選ぶこともできる。