トヨタ自動車と中国の広州汽車が24日設立したエンジン生産の合弁会社「広汽トヨタエンジン」(広州市)は、年産30万基のフル生産時に3分の2を日本など海外へ出荷する中国で最大規模のエンジン輸出拠点となる。
トヨタは広州汽車と乗用車生産合弁の設立も申請しており、エンジン事業への協力で乗用車合弁も大型プロジェクトとしての認可を得たい考えだ。広汽トヨタエンジンは、2005年秋から組み立てに入り、同年は2.4リットルガソリンの「AZ」エンジンを2万5000台生産、全量を日本へ輸出する。
数年で年30万基のフル生産に入るが、このうち20万基程度を日本などトヨタの工場に供給する。AZエンジンは、広州との合弁で生産候補となっている『カムリ』などに搭載されるトヨタの主力エンジンのひとつ。