エルシーアイ(ロータスの日本代理店)業務の山邊慎太郎氏は「『エリーゼ』のスタイリングにイメージしたのは猫科の動物で、特にヒョウやチーターが獲物を狙っている姿、狩りをする姿」だと語る。
エリーゼのデサインで大切なポイントはヘッドライトとフェンダーだ。獲物に狙いをさだめた様な目をしたヘッドライト。
フェンダーは生きた筋肉をイメージし強く張り出しているのに対し、キャビンはリアからフロントにかけて絞られ、引き締まったしなやかなボディになっている。結果フェンダーがより強調され一回り大きな車にも見え存在感を生み出している。
さらに山邊氏は「止まっている時でも動きを感じさせるスタイリングになっている」と話す。ヘッドライトのラインがフロントフェンダー、サイドシェル、リアフェンダーとつながりスタイリング全体に大きな動きをもたらし、サイドの大きなインテークが効果的に“動き”を強調する。
リアコンビネ−ションランプは二灯となり、ヘッドライトと共通のイメージにすることで一台のクルマとしてまとまりを求めたとのこと。
他のエリーゼと111Rの見た目での違いは、フロントフードに開けられた放熱用ダクトのボディーの深さとリアのディヒューザー周り。マフラーはセンター出しとなり走りへの期待を高める。