キャンピングカーには架装方式によっていくつかの種類があるが、キャビンスペースを大きく取ろうとした場合にはミニバンを改造するのではなく、大排気量エンジンを備えた商用車などを改造する「キャブコンバージョン」という方式を取る。
この方式の場合、ベース車のリア部分はシャシー以外は残さないということもあり、使われるクルマは多種多様だ。日本では正規輸入されていないクルマを使い、キャビンスペースを仮想することも珍しくない。
今回のショーではトヨタが北米市場で販売しているライトトラックの『タンドラ』をベースとしたものがいくつかあった。荷台部分を取り払った架装ベースの状態でも展示されていたが、かなり頑丈そうな印象を受けた。
快適装備の充実でキャビンの重量は年々重くなっていると聞くが、ある程度の走行性能も確保するとなればこうしたクルマが必要になってくるのが必然なのだろう。