“ストラーダ”シリーズの第一弾モデルの『DS150』と『DS250』に採用され、今回の『DS100』にもひきつづき継承されたのが、タッチパネルインターフェイスと前面に位置するハードウェアキーだ。
DS100の場合は、右側から「現在地」、「行き先」、「戻る」の順にキーが並んでいる。ハードウェアキーそのものについてもDS150やDS250よりもサイズを大きくしてあり、文字も見やすくしてある。
「この三つに関してはスペシャルキーという位置付けですね。使用頻度が高いと思われるのでハードウェアキーにしています」と平川隆幸・チームリーダーは説明する。
さらに平川チームリーダーは「使用頻度の高いキーをハードウェアキーにしたのは、よく使うものなので前面に出したかったという理由もありますが、よく使うキーだけにタッチパネルで操作させてしまうと画面が汚してしまうので、それを防ぎたかったという理由もあります」とも説明する。
タッチパネルは直感的な操作を可能とするが、その反面、画面が皮脂で汚れやすいという欠点も持つ。松下がタッチパネルを採用したのは「この汚れを目立たなくする特殊なフィルタつきの液晶を開発できたから」だが、とはいっても汚れはできるだけ避けたい。
このためストラーダでは、頻繁に使う機能を本体ハードウェアキーで、ナビの基本操作はリモコンで、各種設定などの複雑な操作はタッチパネルで…というように、その機能を振り分けている。
キーを必要最小限に抑え、「どれを押したらいいの?」と指を宙で泳がせる必要がないというのもエントリーモデルでは必須の条件といえるだろう。