三菱自動車のモータースポーツ統括会社MMSPは、5日−8日にスウェーデンのカールスタッドを中心に開催される世界ラリー選手権(WRC)第2戦のスウェディッシュラリーに、「ランサーWRC04」2台で参戦する。
ファーストカーは、モンテカルロラリーで三菱自動車のWRC復帰初戦を6位で飾ったジル・パニッツィが運転。セカンドカーには、前戦モンテカルロでのジャンルイジ・ガリに代わり、スウェディッシュラリーに過去3度の参戦経験を持つクリスチャン・ソルベルグを起用。
パニッツィは今年が初めてのWRCシリーズフル参戦で、スウェディッシュラリーは過去1度しか経験がない。「モンテカルロの雪道を無事走りきれたことでスウェディッシュラリーでも充分戦えると思う。経験豊かなチームメイトのソルベルグもいることだし、私は完走をめざし、データを蓄積したい」とパニッツィ。
いっぽうソルベルグは「このスウェーデンが私にとってワークスデビューとなるため、とても楽しみ。事前のテスト時間が少なかったので今回の目的は完走してデータを収集することだが、マシンが思い通りに動けば良いタイムを刻むことも可能だろう」と語る。
三菱自動車チームは今年、若いドライバーに多くのチャンスを与えるべく、セカンドドライバーは3人を使い分ける。ガリ、ソルベルグのほか2002年のジュニアWRC王者、ダニエル・ソラがセカンドドライバーの資格を与えられている。