スバルが発表する次世代『アウトバック』が、アメリカでは「乗用車」ではなく「ライトトラック」のカテゴリーでの販売になるという。
アメリカではCAFEという、メーカーごとの平均燃費の制限があるが、この値が乗用車とライトトラックでは異なる。そのため環境保護団体からは「燃費制限をクリアするための危険な動き」という批判が吹き出した。
これに対しスバル側は、「ライトトラックのカテゴリーとするのは、消費者側からの、SUVのような機能が求められている、というニーズに対応するため。決して燃費制限をクリアすることが目的ではない」と、米消費者がSUVにますます傾いていることを強調している。
スバルは米市場では昨年『バハ』や『フォレスター』が売れ、ビッグ3が売り上げ減など低迷する中、販売台数を7000台増やした。デトロイトモーターショーで発表された新型レガシィも好評で、米国内では発展途上のメーカー。
アウトバックがよりSUVらしさを打ち出すことで、さらなる売り上げ増が望めそうなだけに、環境保護団体からのキツイ一言は結構痛いかも。