国土交通省は、2003年7月19日から2004年1月18日までの予定で実施している「高速道路長距離割引社会実験」の期間を、3月18日まで2カ月間延期する。
この実験では、割引の対象となる、高速道路を300km以上利用するETC車が前年同月比8倍の増加を記録したときもあり、また昨年11月末に全国の料金所でETCが整備されたので、実験期間を延長して長距離割引の効果をさらに検証する。
割引率は、300−400km連続で高速自動車国道を利用した場合に約2%、1200km連続利用した場合で20%。
ところで300kmとはどの程度の距離か。スキーシーズンの今、東京付近から妙高高原に行く普通車はようやく割引を受けることができるが、中央高速道路の諏訪ICや豊科ICを利用するドライバーは、長距離割引を受ける可能性は少ない。
つまり、この長距離割引は、長距離トラックなどを対象にしていているのが分かる。