ホンダは、新しいコンセプトの小型ビジネスジェット実験機「HondaJet」(ホンダジェット)を自社開発し、米国ノースカロライナ州ピードモントトライアッド空港で、フライト試験を開始したと発表した。
この実験機には、自社開発エンジン「HF118」を搭載している。従来機と比べて燃費、キャビンの広さを格段に向上させたのが特徴。
エンジンを主翼上面の最適位置に配置するユニークな形態を採用、高速飛行時の造波抵抗を低減、巡航効率を高めた。このレイアウトにより胴体内のエンジン支持構造を廃止、従来機に比べ胴体内容積を30%以上拡大した。
胴体はカーボン複合材一体成形構造を用いて、小型軽量ながらクラス最大級のキャビンを実現した。