ダイムラー・クライスラー日本は4日、東京ガスにメルセデスベンツ『Aクラス』をベースにした燃料電池車『F-Cell』(エフ・セル)を納入、同日、東京・新宿区の新宿パークタワーで納車式が行なわれた。
今回の納車は、ダイムラークライスラーの「F-Cell グローバル・プログラム」の世界最初の一台となる。2003年から04年にかけて、日本、ドイツ、アメリカ、シンガポールの4カ国に、合計60台のF-Cellを導入し、実証実験を行なうというもの。
今後、日本ではブリヂストンへの、アメリカでは環境保護局への納車がそれぞれ予定されている。
いっぽう東京ガスは8月にトヨタの燃料電池車『FCHV』を導入しており、燃料電池車は2台目。いずれも通常業務用車両として使用される。
東京ガスは水素・燃料電池実証のための国家プロジェクト(JHFCプロジェクト)に参加、日本酸素と共同で東京・荒川区に水素ステーションを建設し、実証運転を行なっている。