道路システム高度化推進機構(ORSE)によると、10月末現在でETCセットアップ台数は全国で累計175万1938台となった。
10月単月では13万9983台と、9月に比べて1万2000台も増加し、2カ月連続の減少がストップした。また、10月の統計より、セットアップが完了した件数を公表することになり、過去のデータも見直している。
県別で見ると、相変わらず東京都と神奈川県がセットアップ台数1、2位を占めている。東京都は10月単月で2万4813台、累計で33万5109台、神奈川県が10月単月で1万5934台、累計で21万3918台。
同じ首都圏の埼玉県、千葉県は、単月で8700〜9000台、累計で約11万2000台と、東京都の1/3、神奈川県の1/2。首都高や都市間高速道路網の影響も考えられる。また、全国第3位、第4位は、大阪府、愛知県と、こちらも相変わらずの順位となっている。
利用率は全国平均10.5%となったが、料金所渋滞の解消にはまだまだ程遠いといえる。ETC車載器を取り付けるメリットは大きいと、ドライバーに思わせる施策が必要だろう。