【東京自転車展】人力発電のハイブリッド!?……重電メーカーの提案

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家電メーカーが自転車産業に参入することはめずらしくないが、重電メーカーからの参入というのはこれまでに例がないだろう。明電舎グループの明電エコドライブ株式会社(愛知県西春日井郡)は自転車用電動アシストユニットを開発し、株式会社東部(愛知県春日井市)から完成車として発売される。

明電舎は発電システムや変圧器などの製造で知られる重電メーカーで、自動車関連ではシャシーダイナモや各種検査器具、またビークル関連としては工場内で用いる無人搬送車などを製造・販売している。「電気のスペシャリストだが、一般的な知名度は低いのが残念」と苦笑するのは明電エコドライブ社の永井通・代表取締役。同社は、小型電動ユニットを販売するために明電舎が設立したもの。

今回東部の自転車に搭載されたアシストユニットは、モーターや制御ユニット、センサーなど、バッテリーとスイッチを除いたすべてのメカニズムをホイール内に格納したのが特徴。これによってどんなフレームでもこのユニットを利用できるようになっている。

またペダルを漕がない空走時はバッテリーに充電でき、下り坂では回生ブレーキとして充電とスピード抑制を行なえる。さらにはスタンドを立てた状態でエアロバイクのように漕いでも充電可能で、「フィットネスマシンとしても楽しめます」とのこと。もちろん家庭用電源から充電することもできる。

永井氏は、明電エコドライブ社の今後について「福祉車両やスクーターなどにも事業展開していきたい。ただし他メーカーへの電動ユニット供給に限って、ですが」と語っている。モーターサイクル・メーカー以外にスクーターを製造する企業が出てくる可能性もありそうだ。

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