女性メンバーを連れ去られ……生タマゴ攻撃の暴走族

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警視庁は28日、警察署の周辺をバイクで走り回り、庁舎に向かって生卵を投げつけるなどしていた24歳の元暴走族リーダーの男をはじめとしたメンバー11人を道路交通法違反(共同危険行為)容疑で逮捕した。別件でメンバーが任意同行された腹いせに犯行を強行したとしている。また、同容疑で7人がこれまでに書類送検されている。

警視庁・交通捜査課、同・志村署によると、逮捕された暴走族リーダーは今年6月3日深夜、知り合いの16歳女性が原付バイクに4人乗りしていたところを発見され、志村所に連行されたことに腹を立てるとともに、取り調べを受ける少女への応援と称し、自分がかつて指揮していた暴走族のメンバー17人をバイク9台に分乗させ、志村署の周囲を25分間に渡って暴走した疑い。バイク後部に乗るメンバーには数個の生卵を持たせ、警官や庁舎に向かって投げつけるようも命じ、これを実行させていた。

警察では現行犯での逮捕を行わず、暴走の様子をビデオ撮影するなどしてメンバーの特定を行ってきたが、録画した映像の中に任意同行された少女の名前を叫ぶ者がいたことから関連性を追及。後に「捕まったメンバーに対する激励と、捕まえた警察に対する復讐を兼ねた暴走」ということがわかり、28日までに容疑に関与したメンバーを逮捕した。

《石田真一》

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