ホンダは28日、2004年3月期の国内4輪販売計画(連結ベース)を前期比9.9%減に相当する76万5000台に下方修正した。5月時点では85万5000台の計画を打ち出していたが、7月末の第1四半期決算発表時に81万5000台に修正しており、今回で2度目の見直しとなる。
会見した雨宮高一副社長は、「上半期の落ち込みが想定以上だった。新商品がそろった下期は前年比で1万2000台の増加を見込んでいる」と、今回の目標は必達の構えで望む方針を強調した。
一方、100万台という国内販売の中期目標について雨宮副社長は「旗は降ろさない。その前に今期目標と、次のステップとして90万台をきちんとやること」と述べた。ただ、90万台の目標年については、現時点では明確に示せないとした。また、新型『オデッセイ』の受注は順調で、発売以来ほぼ1万台に達したことを明らかにした。