NECは「高速IPハンドオーバ技術」により、330km/hで高速走行中の車両とセンター間において、国際標準の通信規格の無線LANを用いた連続画像通信を行うことに成功した。
高速IPハンドオーバ技術とは、階層化されたルータ間で移動体の位置登録情報を交換することによって、IPレベルでの高速なハンドオーバを実現するもの。
この成果を活用することで、100〜300km/hという高速で移動中の車両からWeb閲覧やメール通信をすることができる。NECでは、この技術の実用化することで、(1)高速走行中の車両や列車内からのインターネット接続サービス、(2)高速道路管理車両と管理事務所との間で高画質の動画像通信などの提案ができると考えている。