29日に発表されたトヨタ『シエンタ』のデザインは「丸さ」が特徴。それは、ライバルにあたるホンダ『モビリオ』や日産『キューブ・キュービック』が「箱」のデザインを強調しているのとは対照的である。
ほぼ真円のヘッドランプの顔はライバルに比べてファニーで親しみがあり、母親が子供に接するような女性的な優しさを連想させる仕上がりだ。フロントガラスを支えるAピラーが湾曲しているのも特徴的だが、実はルーフ形状もかなり「丸く」仕上がっていて、デザインアプローチはライバルたちとはずいぶん異なっているといえる。
ユニセックス的なモビリオ、男性的なキューブ・キュービックに対して、女性的なシエンタ。さて、ユーザーに愛されるのはどのコンパクトミニバンだろうか?