『GT4・プリウストライアルバージョン』は一般の立場で手にすることができる最初の『GT4』となる。クルマの挙動を左右する物理挙動シミュレーションに関しては、その一部が今年春に発表された『グランツーリスモ・ルポカップ・トレーニングバージョン』で採用されている。本物と同様の操作をしないと良いタイムが出せないほど精度が高いものだったが、それはGT4ではどのように変わったのだろうか。
今回のゲームでは「プリウスの運転をシミュレートする」ということがテーマになっているので、スタートボタンもプリウスに装備されたプッシュボタンを模っている。コントローラーのスタートボタンを押し込むとビデオ映像に切り替わり、その直後に車種選択画面に切り替わる。もっとも、車種は新型プリウス1車種しかなく、色のみが選べる状態だ。
ゲームモードは3種類あり、単独走行のタイムトライアル、アザーカーが新型プリウスのレース、アザーカーが先代プリウスのレースとなる。これ以外にも8分30秒間のプロモーション映像も収録されており、新型プリウスの特長などを映像で確かめることもできる。
ポリフォニー・デジタルの山内一典シニアバイスプレジデントによると、先代モデルとのレースでは「新型モデルの発進加速の優位性がよくわかる」とのこと。実際に走らせてみるとその差は歴然。先代モデルはなかなか追いつくことができず、後方に取り残される。新型同様、先代についてもロジックは実車からサンプリングしており、脚色は行っていないという。