オールドファンには懐かしい名称の復活だ。1965年のジュネーブショーで発表され、『ストラトス』が登場する前にランチアのワークスマシンとしてラリーを戦ったコンパクトクーペ『フルビア』が、コンセプトモデルとして復活した。
ノッチバックスタイルを持ち、薄くコンパクトなボディとバンパーが切れ上がったリヤエンドは、「サイドビューのシルエットは前モデルとまったく同じイメージ」と関係者が胸を張るだけのことはある。「コンパクトで軽量であることがフルビアの特徴だった」とのことで、今回のコンセプトモデルも2シーターに割り切り、重量は990kgに抑えられている。
また新型でもスポーツカー古来の操作フィーリングを表現するために、ABS以外の電子制御アシスト機能は一切装備されていないのも特徴。こうなるといつ発売になるのかが注目だが、残念ながら明確な発売時期を知ることはできなかった。