フォードは9日、フランクフルト・モーターショーでデザインスタディの『ビーゾス』を披露した。数年後のフォードデザインをはじめて具体的な姿にしたコンセプトカーだ。
フォード・オブ・ヨーロッパの製品開発担当副社長、デリク・キューザックは「我々のビジネスはクルマだ。クルマは情熱の製品だ。そして情熱はさまざまな感覚によって呼び覚まされる。路面の振動、内装のレザーの匂い、エンジンの音……。それらの中でもスタイルの影響が大きい」と語る。
「格好いいクルマは控えめで機能的なことがある。いっぽう派手で魅力的な格好良さもある。しかし格好よさには常に主張がある。乗っているあなたが何者であるかを主張し、そしてメーカーの主張の代弁でもあるのだ。それこそが、ビーゾスを開発した目的だ」
「もっとも重要なことはフォードであること、フォードのデザイン言語を話すこと。フォードファミリーの古今すべてのクルマを統合したビジュアル文化なのだ」