『RX-7』の撤退以来、久々にアメリカ市場に登場したマツダのスポーツカー、『RX-8』だが、発売直後にいきなりの失点。というのも、当初カタログなどに掲載されていたhpなどが、実測値より大きく表示されていた、ということが発覚。このためマツダでは初期にRX-8を購入した人に対し、500ドル相当のショッピングカードと保証期間の延長を申し出た。
問題の箇所は、マニュアルの場合のhpが「247」と表記されていたのだが、実際には「238」だった。アメリカ市場に向けた最終的な排気システムの調整の結果、わずかにhpが犠牲になったのだが、カタログの表記を訂正しなかったことが思わぬマイナス評価に結びついてしまった。
しかしアメリカではこうしたメーカー側の姿勢が「詐欺だ」という感情につながりやすい。現在複数のオーナーがすでに購入したクルマを購入価格で買い戻してくれることなどを要求しているという。