ホンダは欧州事業強化の一環として、ディーゼルエンジン搭載車の拡充を進める方針だ。今年末には初めて自社開発したディーゼル(2.2リットル)を搭載した『アコード』を欧州に投入するが、今後は英国工場で生産している『CR-V』のディーゼル車の設定も検討する。
ホンダはこれまで、いすゞ自動車から調達している1.7リットルのディーセルを英国工場で生産する『シビック』に搭載、欧州市場で販売してきた。アコードへの搭載により、ディーゼル車の比率が極めて高い欧州での拡販を目指す。
欧州ではCR-Vクラスの競合車は「ディーゼル比率が70%くらい」(ホンダ幹部)としており、ホンダの第3のディーゼル車としては、CR-Vを最優先する方針だ。搭載するエンジンは新開発となる可能性が高い。