ドイツBMWは、春に登場した新型『5シリーズ』に、今秋にも「545i」と「525i」を追加すると発表した。日本には来年にも導入される見通し。545iは、ドライビングダイナミクスと上品かつ至上の快適性を提供するとしている。
545iに搭載するエンジンは4393ccのV8オールアルミニウムエンジンで、『745i』に搭載したものと同じ。バルブトロニック、ダブルVANOS、可変インテークマニホールドなど、先進技術を採用し、最高出力は333psと、旧モデルの「540i」と比べて47psもアップした。
最大トルクも450Nmと大幅に向上した。6MT搭載で、オプションでSMGか、7シリーズに初めて搭載したステップトロニック付6ATも選択可能だ。
また、17インチアルミホイールの採用とブレーキの大径化、アルミフローティングキャリパーとベンチレーテッド・ディスクの組み合わせで強力なストッピングパワーを発揮する。
車内は、ゆったりと広く、装備品も充実させた。レザー素材による内装、ハイグレードなウッドトリム、運転席・助手席の電動調整式シートも採用した。センターコンソールのアームレスト、自動追尾式クルーズコントロール、インテリア・ライト・パッケージなども採用した。
外観は、バッジ以外はクロームメッキを施したキドニーグリルと、径が太くされ、楕円にしたデュアルエグゾーストパイプを装備、スポーティ感を醸し出した。