ニュルブルクリンクの43周目にフアン・モントーヤ(ウィリアムズ)がミハエル・シューマッハ(フェラーリ)をパスしようとして接触。シューマッハはグラベルに向かってスピンし、マーシャルの助けによりレースに復帰することができた。表彰台を逃すという痛いアクシデントにもかかわらず、本人はいたって冷静に受け止めている。
「チャンピオンシップでのリードを7ポイントに広げることができたんだから、今日のリザルトについて不満を言うことなんてできないよ。特に新ポイントシステムでは追いつくのがより困難だからね」とコメント。
「フアン・パブロとの接触については、全くのレーシングアクシデントだと思う。彼は僕より速かったし、僕をパスしようとし、ちゃんとスペースも確保してくれていた。できればもう少し広いスペースが欲しかったけど、でも問題ないよ。誰も悪くない。ラルフがホームレースで勝ってくれて嬉しいよ」
しかしフェラーリのテクニカルディレクター、ロス・ブラウンは納得がいかないよう。「モントーヤの狂気としか考えられない。両者ともにリタイアに追い込みかねない行為だ。あまりにも露骨なオーバーテイクは、これまでに何度も彼がやってきたこと。尊敬できるドライバーではない」とモントーヤについて語っている。