米国の格付け機関の大手、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、GM(ゼネラルモーターズ)の長期債務の格付けを一段階引き下げたと発表した。
GMの長期債務は、A3だったが、一段階引き下げてBaa1になった。GMの金融子会社のGMACの長期債務の格付けはA2だったがA3に一段階引き下げられた。格付けが引き下げられると資金調達コストが上がる。
GMの長期債務が引き下げられたのは、年金の積立金不足で、将来的に経営が悪化するリスクが高まっているほか、資本提携しているフィアットの経営悪化を懸念してとの見方が有力だ。