パナソニック・オートモーティブシステムズは12日、同社製カーナビゲーションの統一ネーミング『Strada』(ストラーダ=イタリア語で“道”を表す)立ち上げ、その最初のモデルとしてDVDナビゲーション『CN-DV250』など4機種を発表した。
いずれも地図メディアだけではなく、DVDビデオの再生も可能としており、オンダッシュ式7型ワイドサイズのモニターをセットした『CN-DV150』は18万円、同サイズのインダッシュモデルCN-DV250は20万円となっている。
今回発表されたCN-DV150とCN-DV250は、CPUや描画用プロセッサ、インターフェイス用チップ(I/O ASIC)を統合したウルトラ1チップを昨年10月に発表されたハードディスク(HDD)カーナビの『youナビ(CN-HDX300)』、今年3月に発売を開始したインダッシュモニター組込型の『CN-HDX730D』に続いて採用しており、これら2製品のDNAを受け継いだともいえる。
先行する2機種との違いは地図データを収録するメディアにDVDを採用していること。さらには地図データをSDカード内にコピーして“カードナビ”として使うこともできるようになっているのも特長のひとつだ。
HDDではデータドライブとしての機能しか持たせることしかできなかったが、CN-DV150とCN-DV250では地図データをSDカードに退避させることで、空いたドライブを使いDVDビデオの再生を可能とするなど、エンターテイメント機能を強化している。
また、一部商品にはリアビューカメラを同梱。バックしての車庫入れなどをアシストする機能も持たせている。カロッツェリア『楽ナビ』を仮想敵とするだけあり、楽ナビで好評の追加モニターにも対応している。