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カーナビ選びはいまやハイブリッドの時代だ。CDからDVDへ、DVDからHDDへ、こだわるならばプロショップ、安く買うなら量販店、安心はディーラーなどという直線的ヒエラルキーにおさまらない選択肢が我々の前に横たわっている。

まずメディア。この際、CDは論外とさせていただこう。この時代、CDナビを選ぶメリットはもはやないと言っていいだろう。唯一あった価格競争力もコストパフォーマンスという観点から見ると低価格DVDナビの敵ではない。メディアの収録容量の差は目的地データベースの違いとなって現れている。タウンページ情報、イエローページ情報を網羅できないCDの容量は目的地設定の検索性で大きく後れを取ってしまうのだ。

DVDかHDDか、はたまたメモリーか
さてここからが本題。DVDかHDDか、はたまたメモリーか。結論めいたことを言うのならば、地図を収録するメディアとしてはスピードと容量の面でHDDがベストであろう。ただし、DVDビデオ再生の魅力は断ちがたいはずだ。とくに爆発的に売れているDVDビデオレコーダー、PCのDVD-Rなどを購入してしまった人にとっては、オリジナルのディスクをクルマで楽しむことができるメリットは大きい。おまけにDVDナビは安い。

ナビゲーションそのものの可能性は、HDDがその大容量と記録性を活かして優位である。膨大な画像データと、高速読み取りが可能にした衛星写真を地図にしてしまうナビ。過去に通った道などを参考に道案内するなど、使い込むほど自分の癖を学習してくれるナビ。複数の目的地を設定した場合に、昼食の時間まで考慮して時間割つきのルートを計算してくれるナビまででてきた。

通信の融合は移動という平面軸に、時間軸をプラスしてくれる
昨年からの新しいトレンドは通信機能(テレマティクス)の有無だ。携帯電話がそうであったように、ナビと通信の融合は移動と言う平面軸に、時間軸をプラスしてくれる。最新の地図をいつも利用できたり、「いま話題のお店に行きたい」「いま見どころの観光地はどこか」などの使い方が可能になる。また、クルマを購入したディーラーから「そろそろオイル交換をしたほうがいいですよ」と、クルマを快調に保ってくれるアドバイスをメールで受けられる機能、他府県をまたがるドライブでシームレスな渋滞情報を受けられる機能など、通信を活用したアプリケーションは可能性に満ちている。ただし通信によるサービスは、カーナビ購入後もランニングコストがかかる場合が多い。便利だとわかっていても、クルマに乗っている時間が短い人には悩みどころだ。

ナビとオーディオが融合して可能になった、新しい車内AVのかたち
もうひとつの大きな流れ。車内の人にとって、AVの充実はうれしいことこの上ない。先に挙げた、DVDビデオを見ることができる。お気に入りのCDを、HDDに保存していつでも聴ける。パソコンからメモリカードに移したMP3などのファイルを、車内で聴く。など、ナビとオーディオが融合してこそ可能になった、新しい車内AVのかたちだ。一部のパパママには、リアシートの子供たちのためにモニタを追加して、テレビやDVDを見せることができるナビは、どんな道案内よりもドライブを快適にしてくれるかもしれない。

こだわりのナビ選びはボーダーレス
ハイブリッド化は機能に限った話ではない。どこで購入するかという悩みはより深刻だ。以前はこだわりのカーナビ選びをするならばプロショップもしくは量販カーショップしか考えられなかったが今は違う。カーメーカー純正ナビは市販最新モデルと同等製品も選べる。またカーディーラーで新車購入時のナビ選びならばテレマティクスサービスつきのナビは大いに気になるところだ。まずは量販カーショップの品揃えから最新ナビの機能と価格の水準を確かめ、純正品の付加価値と比べて大いに悩む。ポイントは両方の選択肢を常に意識することだ。

実際のカーナビは、これらの要素を組み合わせて、融合させて、連携させて、商品化されている。価格帯的には、すべての機能が欲しければ30万円コース。高いが機能豊富に加えて、各機能が連携するため非常に使いやすい。悩みどころは、実売で15万〜25万のミドルクラスではないだろうか。自分は何が必要で何が必要ではないかを、使い始める前に見極めるのは非常に難しい。購入場所と価格の判断が加わった場合、カーナビ選びはさらに至難の技となる。

この特集は、今年の新製品を市販、純正、テレマティクスのグループに分けすべてを見渡せるようになっている。また、注目すべき機種には5つのポイントを動画を交えたインプレッションを掲載することでより具体的な理解が深まるよう工夫している。ハイブリッド時代のカーナビ選び、その難しい判断の一助になれば幸いである。

※各製品詳細ページは上部メニューからご覧になれます。


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