ダイハツは、スポーツタイプの軽自動車『コペン』を、今秋よりヨーロッパで発売する予定であることがわかった。英『デイリー・テレグラフ』紙が報じたもので、発売開始は、今年11月を予定。価格は1万2000〜1万4000ポンド(230〜270万円)と、日本での販売価格よりも割高になる見通し。
コペンは、昨年イギリスで開催されたモーターショーで展示された際に、きわめて高い評価を得ていた。軽自動車であるにもかかわらず、メルセデスの小型車『SLK』のような電動開閉式のルーフを搭載した点が注目を集めた。しかも、それが、わずか25秒で収納されるため、欧州のカーディーラーの引き合いも多かった。
もともとダイハツでは、軽自動車ということもあり日本国内のみでの販売を前提にしてきたが、この高い期待に応えるために欧州市場への投入を模索した。そして、若干の設計や仕様の変更を施すことで、ヨーロッパでの型式基準をクリアできる見通しがたったために、今秋よりの販売を決断したという。
なお日本広報によると、欧州への輸出は検討はしているが、正式決定にはいたっていないという。