ダイムラークライスラーは、米国環境庁と大手運送会社のUPSと共同で、北米で初めてとなる燃料電池配達車実証プログラムを実施すると発表した。
年内にバラード社製の燃料電池を搭載したメルセデスベンツ『AクラスF-Cell』がUPSの特急配達車として納入され、2004年には燃料電池駆動のダッジ『スプリンター』が北米初の商用燃料電池車として納入される予定だ。
実証プログラムは、ミシガン州アナーバーにある環境庁全国自動車・燃料排出研究所を拠点に実施される。ダイムラーの燃料電池車はUPSの通常配達業務における既存の配達ルートで利用され、燃料補給は環境庁が整備する水素補給ステーションで行う。
ダイムラーでは、プログラムを通して燃料電池車の燃費、低温時運転、走行性能などを評価する。