【ホンダ『エレメント』続報】建築的な手法のデザイン

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4月16日発表、18日発売の新型SUV、ホンダ『エレメント』。おそらく、そのいっぷう変わったスタイリングが第一印象として多くの人の目に焼き付いているだろうが、もう慣れただろうか。

「従来のカーデザインとは異なる、建築的なデザインだ」と説明するのは担当のホセ・ワイズグロッド・デザイナー(カリフォルニアのデザインスタジオから現在は和光スタジオに移籍)。エレメントはクルマ=走る=流れるデザインから、空間=建築=垂直・平面のデザインへの変化であり、ホンダの“チャレンジスピリット”の表現なのだ。

似たようなデザインのクルマが道にあふれている。ヒットした商品があるとたちまちデザインが模倣される。あるいはカーデザインは行き詰まっているとも言われる。しかしワイズグロッド・デザイナーは「カーデザインの手法はまだたくさんあるし、今がカーデザインを変えるチャンスでもある。建築的デザインは意図的に取り入れた」という。建築デザインをクルマに、とは同じホンダの『モビリオ』や『モビリオ・スパイク』でも聞かれた言葉だ。

もっとも、ホンダのある幹部デザイナーによると、「アメリカのような規模の大きい市場が在るから実験的手法も取り入れられる」という。シェアが小さくなっても絶対数は多くなるからだ。「日本市場で月販1000台だけだったら、そもそも量産にGOサインは出なかったでしょうね」と明かす。

ところがモビリオは月販1万台オーバー(3月)、エレメントもターゲットユーザーの“Yジェネレーション”だけでなく、世代を超えて幅広く受け入れられている。「サプライズ」(ワイズグロッド・デザイナー)だが、あんがい普遍的な魅力なのかもしれない。

《高木啓》

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