国土交通省は3日、平成14年度(2002年度)のリコール届出状況を公表した。
国産車は届出104件(前年度比11件増)、対象台数278万4850台(同14万1649台減)。輸入車は届出66件(同10件減)、対象台数22万7024台(同13万7354台減)だった。
この結果、リコール対象台数は過去最高だった前年度実績を8.5%下回ったものの、301万1874台と引き続き300万台超の水準になった。部品共通化が進んだことや、三菱のリコール隠し事件を契機にメーカー各社が一斉にリコールの社内体制を強化したことなどが背景にある。