日本自動車工業会が27日発表した、1月の四輪車輸出実績は、前の年の同じ月にくらべ16.8%増の38万3168台となり、13カ月連続で増加した。北米、アジアなど全ての地域で増加した。
伸び率が大きかったのはアジア向けで、前年同月にくらべ79.1%増の3万7331台となった。特に、中国向けは、報復関税措置により昨年の水準が低かったこともあり、8700台と前年同月の約8倍になった。このほか、台湾、タイ、シンガポール、インドネシアも増加した。
このほかの地域では、北米向けが前年同月にくらべ8.4%増の16万4587台、欧州向けは同13.1%増の8万9752台といずれも、5カ月連続の増加となった。また、中近東、アフリカ、南米、大洋州もプラスだった。
メーカー別では、マツダ、ダイハツ工業、スズキを除く8メーカーがプラスになった。トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車工業が前年同月にくらべ20%台の高い伸びとなったほか、ホンダも15%の増加となった。トラックメーカーも日産ディーゼル工業が44%、日野自動車が78.8%の大幅な増加となった。