危険運転致死傷容疑の適用も視野---信号無視で1人死亡

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13日未明、群馬県前橋市内の国道50号線で、赤信号を無視したクルマが交差点に突っ込み、青信号に従って走っていた別のクルマ2台に衝突するという事故が起きた。衝突されたクルマのうち、1台目のドライバーが車外放出されて死亡している。

群馬県警・前橋東署の調べによると、事故が起きたのは13日の午前4時10分ごろだという。前橋市朝日町の国道50号線と市道の交差点で、国道側の赤信号を無視して交差点に高速度で侵入してきた乗用車と、青信号に従って市道側から入ってきた2台のクルマが相次いで衝突するという事故を起こした。

この事故で衝突された側の1台目が大破。乗っていた34歳の男性が車外に投げ出された際に全身を強く打って死亡。2台目の軽自動車に乗っていた56歳の女性が全身を強く打って重傷。同乗していた31歳の女性が軽傷を負った。また、赤信号を無視した側のクルマを運転していた43歳の男も重傷を負っている。

警察では業務上過失致死傷と道路交通法違反(信号無視)の容疑で、43歳の男の回復を待って詳しい事情を聞く方針だが、この男がかなり酒に酔っている状態だったこと、高速度で赤信号の交差点に向かって突っ込んでいったことから、危険運転致死傷容疑への切り替えも視野に入れ、捜査を進めている。

《石田真一》

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