『ティアナ』には新開発された2.3リットルV6エンジン「VQ23DE」を採用した「230シリーズ」と、他車にも採用実績のある3.5リットルV6エンジン「VQ35DE」を採用した「350シリーズ」、そして2.5リットル直4エンジン「QR25DE」を採用した4輪駆動モデル「250シリーズ」の3タイプがラインナップされている。
このうち注目すべきは新開発された2.3リットルV6エンジン「VQ23DE」だ。NICS(可変吸気システム)とCVTC(連続可変バルブタイミングコントロール)を採用。最高出力は173ps(127kW)、最大トルクは225Nm(22.9kgm)となっている。
3.5リットルエンジンには、新開発されたマニュアルモード付きのCVTを導入した。「XTRONIC(エクストロニック) CVT-M6」と呼ばれる3.5リットルエンジン車用の大容量ベルト式CVT。これまで2.0リットルモデルなどで採用されてきた「ハイパーCVT-M6」の進化版ともいえる。名前こそ似ているが『スカイライン』の一部モデルに採用された「エクストロイドCVT」とは全くの別物なので注意が必要だ。
排出ガスについては、全モデルが「超-低排出ガス」認定(3ツ星)を獲得している。