ホンダ系列ディーラーが、中古車を購入した客に新車の税金を払わせて搾取していたことが問題となっている。ホンダの調査では、ディーラー5社で14件あったことが分かっており、ホンダは適切に税金を徴収するよう文書で指導した。
この事件は埼玉県や長野県で発覚した。新古車と呼ばれる、ディーラーが登録したクルマを新車とだまして客に納車したり、本来なら払う必要の無い自動車重量税などを客から受け取っていた。
新古車についてはディーラーが登録した時点で重量税が払われており、客は重量税を払う必要がない。自動車取得税も一度登録すると税金は減額されたりゼロになるが、これらのホンダ系ディーラーでは、新車と同額を受け取っていた。こうした税金分は店がフトコロに入れていたとされる。
その後のホンダの調べで5社のディーラー14件で、こうしたケースがあったことが分かった。
事件のきっかけは『ニューモデルマガジン・エックス』が昨年11月にスクープしたもので、今月になって朝日新聞、東京新聞などが報じた。
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