気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。 2003年1月9日付 ●政府・与党、「環境税」導入を検討、2004年にも方向性(読売・1面) ●デトロイト・モーターショー、日本車頑張る、トヨタ、日産が新車(読売・8面) ●日産労連、ベア1000円要求へ(朝日・3面) ●スクーター、環境対応競争、ホンダ旧型比燃費15%向上、ヤマハセンサー半減のFI(朝日・12面) ●新日本石油、家庭にも燃料電池、2005年までに市販(毎日・1面) ●トヨタ、今季F1は「挑戦の年」、2003年型マシン発表(東京・18面) ●トヨタなど3社が「中高一貫校」設立へ、国際的人材、財界自ら育成(産経・9面) ●パリダカ・ラリー、増岡暫定2位、篠塚3位浮上(産経・19面) ●日産「サニー」リコール届け出(産経・29面) ●中小企業金融公庫、副総裁にスズキの横田専務を内定(日経・7面) ●米ビッグ3首脳に聞く、今年の米新車市場1650万台維持予想(日経・9面) ●連合会長、「トヨタのベア見送り、極めて残念」と表明(日経・11面) ●ダイハツ、ベトナムで小型車発売(日経・13面) ●ガソリン、店頭価格低迷、原油高好転できず(日経・28面) ひとくちコメント 政財界など各界に多大な影響を与えているトヨタ自動車が、今度は日本の教育“カイゼン”に挑戦することになった。中部電力やJR東海とともに、お膝元の愛知県内に中高一貫教育の全寮制学校を新設する構想計画を発表。朝日などがきのう8日付夕刊で速報しているのに続き、きょうの各紙でもトヨタの豊田章一郎名誉会長らによる記者会見の模様を取り上げている。 それによると、中高一貫校は1学年が100人程度の少数精鋭校で、当初は男子校のみを開校する予定という。英国の名門私立校イートンをお手本とする構想だが、豊田名誉会長は「教育は日本の重要な課題であり、自分で考える力を身につける独創性のある人材を育成したい」と教育への執念を語っていた。