「テレフォニカ・ダカール2003」は6日、トズールからエルボルマ間494km(うちSS=競技区間285km)を走行、篠塚建次郎(日産)が総合11位から同3位へとアップした。増岡浩(三菱)はこの日の最高タイムをマーク、総合でステファン・ペテランセル(三菱)を逆転、首位に立った。ペテランセルは総合2位。
いよいよ砂漠戦。コースに大きな砂丘はないが岩と砂利のルートが主体。高速で走り抜ける部分や低い砂のコブが連続する地域もある。「ハイスピードの広いダートでは160km/hほどで走った。パジェロ・エボリューションは高速に強く、まだ余裕がある」と増岡。
「ペテランセルとの一騎打ちになりそう。今のところフルアタックはせず自分の力の85−90%くらい。このまま様子を見ながら必要なときにマキシマム・アタックすれば大丈夫だと思う」。増岡は地中海を渡る船内で腰を傷めたが、チームドクターにマッサージしてもらい問題ないという。
篠塚は7台を抜き去り総合3位に。「ブレーキの調子が悪かったけど、まずまずの走りが出来た。終わって3位と聞き、『へー!!』って言う感じ」と怪訝な表情。
総合4位で頑張っているのはドメビウスのBMW『X5』。初のダカールラリーで、前日終了時総合2位のドゥビリエ(日産)はホイールを岩にヒットして6位、ベテランのバタネン(日産)はパンクで総合11位へと順位を落とした。
■6日、第5レグ終了時の総合成績
1:増岡浩 三菱パジェロエボリューション(2)
3時間37分25秒
2:ペテランセル 三菱パジェロエボリューション(2)
55秒
3:篠塚建次郎 日産ピックアップ(2) 10分49秒
40:浅賀敏則 トヨタ・ランドクルーザー(1)
1時間18分08秒
52:片山右京 トヨタ・ランドクルーザー(1)
1時間35分05秒
64:尾上茂 スズキ・エスクード(2)
1時間59分03秒
2位以下のタイムはトップとの差、(1)=プロダクション部門、(2)スーパープロダクション部門
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