東北郵政局は24日、仙台市中心部にある仙台中央郵便局で、クルマで年賀状を投函しに同局を訪れる人を対象に、クルマから降りないままで年賀状を受け付けるサービスを開始したことを明らかにした。アルバイトが道路沿いに立ち、ドライバーから年賀状を受け取るという、いわばドライブスルー方式。
仙台中央郵便局は仙台市の中心部にあり、国道4号線に面している。毎年この時期になると年賀状を発送するために同局を訪れる利用者が急増。クルマで年賀状を同局に持ち込む企業関係の利用者が付近に路上駐車を行い、これが原因となって渋滞が発生することも珍しくなかった。また、軽微な接触事故なども相次ぎ、警察から誘導体制の強化など、改善を求める声が上がっていた。
そこで苦肉の策として考えられたのがドライブスルー方式。郵便局のアルバイト職員が駐車待ちのクルマから年賀状を受け取りにまわるというもの。ドライバーはクルマから降りることなく年賀状を出すことができ、郵便局としても厄介な渋滞解消の手助けになるなど一石二鳥。受け付けるのは料金収受の必要がない郵便物に限られるが、おおむね好評だという。
サービスは年賀状の発送が一段落する1月3日午後まで続けられる予定。